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2021.8.都産技研様の共同研究に採択されました。

今回のテーマ: 都産技研様の共同研究に採択されました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021/08/09 No.048━━━

 東京都産業技術研究センター(都産技研)様から申請していた公募型共同研究が採択されたとの知らせがありました。この事業により念願の基地局が完成するので、採択され本当にうれしく思います。プレスで発表された内容がクリックでご覧頂けます。

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 今回採択されたテーマは、「OSSによるローカル5G基地局実験キットの開発」です。弊社では創業以来20年、高速A/D&D/A,FPGAボードをベースとした、データ収集装置と呼ばれる、いわゆる一品物の特定顧客向け測定器を自社開発・販売することを生業としておりました。この事業では基地局工事認証の取得を計画しており、ある程度の数量の出る量産を目指します。初の量産物と言えます。

 弊社で開発済みのSDRボードを組込み、弊社がまだ所有しないもの、RF部やソフトを外注にて設計して基地局を構築します。

 ローカル5G基地局が高額なことは、普及発展の妨げです。高額だから普及しないのか?普及しないから高額なのか?突破する必要があります。キャリアの5Gをそのままローカル5Gに持ち込むと、キャリグレードの高品質・高信頼性な高額な基地局にしかなりえません。そこで「なんちゃって基地局」もありかな?の感覚で”実験キット”を開発します。

 オープンソースを採用しており、電波を出すアナログな部分以外は、全てソフトウェアで動作しています。Intel i9のゲームで使う強力なCPUではありますが、基地局信号処理には十分ではありません。通信速度は遅く限界があるでしょう。また、オープンソースであるがゆえに、5分でハングアップなんて普通とお考え下さい。コミュニティの大勢が参加するソースコードはメモリーリークの山です。

 「こんな品質の実験キットなんて使えない!」と考えるのは普通です。一歩先を目指しましょう。ローカル5Gを使い、「こんなAIを組み込んで高速なサービスをしたい」、「ものすごい低遅延を目指して高速制御や危険回避を提供したい」を目指すためには、”いじくり回せる”、”自分で改良できる”、そんな基地局が望まれます。そこで実験キットの出番となります。製品化には3GPPの規格や電波法への対応が必須ですが、その前に実験です!

 みんなで一緒に実験しませんか?

 この開発では、設計の進展を包み隠さずメルマガで公開して行きます。発熱対策に苦戦した、ノイズがおさえられない、ビルドエラーが多発、漏洩対策中、申請書が膨大などなど苦労話もお伝えできればと考えています。

 都産技研様では、「ローカル5G研究会」発足させており、弊社はこの事業を通して積極的にこの研究会にも参加します。基本的に中小企業が対象ですが、大手の方も、参加されている中小の支援の目的があれば参加可能とのことです。ローカル5Gに興味のある方は、是非、参加下さい。